農業部、がんばります〜
開店から、2か月が過ぎようとしております。 皆様のおかげさまで、毎日忙しく、本当にあっという間でした。
なんとか、私たちの営業スタイル、というものも見えてきたような?見えてこないような?
まだまだいっぱいいっぱいのおかみです。
さて、いつの間にか半袖でも暑い日があるくらいの季節になってしまいました。
畑にはトウのたったほうれん草が健在だし、まだオクラの種も植えてないのに。
季節は待ってくれませんね〜〜
というわけで、今週は「農業部」の活動日にしました。
まずは、「茶つみ」からスタート。
集落のはずれにある大家さんの茶畑へ茶つみカゴを腰にぶら下げて、向かいます。
湖北の農家ではよく利用されているこの茶つみカゴ。師匠の小屋に転がっていたのは、今や離村してしまった余呉町小原の集落に伝わる一子相伝の技法で作られた「小原カゴ」でした。全国的に広く使われているのは竹製ですが、小原カゴはイタヤカエデの幹を薄く削いで、編み込む珍しい造りになっています。100年は使える丈夫な品で、師匠の小屋にあったこのカゴもツヤツヤピカピカでした。その時点で、私は感激。小原かご!!
茶つみには、機械摘み、ハサミ摘み、手摘みとあるそうですが、私たちは昨年から「手摘み」です。ピンっと上に向かって生えている新芽を上から3枚ほど摘み取ります。3時間ほどで、1,5キロくらい摘むことができました。近くの製茶工場にお願いし、緑茶にしてもらいます。
今週末には、新茶が飲めるそう。楽しみです。
来週、もう少し摘み取って、ほうじ茶と紅茶を作りたいな〜と計画中。できますように。
さて、次は「田んぼ」に向かいます。
実は、我が農業部は今年から稲作に挑戦することになりました。
兼ねてから、自分たちで作ったお米に憧れていた私たちでしたが、昨年秋ごろにお話をいただき、いわゆる耕作放棄地を貸していただきました。
十数年以上放棄されていたということで、最初はものすごいジャングル。
田んぼの真ん中に、大きなクルミの木が自生してるくらいジャングルでした。
部員を総動員し、草刈りを敢行。
2日間掛かりでなんとか地面が見えるように。
開拓団の記念写真は、みんな本当にいい表情をしています。
「これで来季は田んぼができるね!」の顔。
ところが、冬を越して、ヨシっと水を入れてみるとモグラの穴がばこばこ空いていて、激しい水漏れが・・・。師匠達の力を借りながら、男性部員が畦塗りを頑張りました。(私は不在で写真なし)
なんとか、畦が完成し、いよいよ田植えの準備です!
今週は、トラクターで田起こしをするため、師匠にトラクターの運転を習いました。
青い空に、緑の山をバックにトラクターに乗る師匠。かっこいいです。
男性部員が、トラクターの運転方法を習います。
草刈り機に使う混合油の配合も習いました。
ちなみに、師匠のトラクターは、天ぷらを揚げた後の廃油を使って、動かしています。昔のディーゼルエンジンは、廃油で動くタイプがあったそうです。丘峰のお店で使った油もここでエネルギーに再利用。エコですね。
その次は、畦道の草刈りです。琵琶湖を汚さないよう、刈った草が用水路に流れないように気をつけて刈ります。草刈りのビフォーアフターの写真。綺麗な畦が見えてきましたよ。どこから来たのか、一本だけ咲いていたグラジオラスは綺麗だったので残しました。
トラクターの運転は、急ぐことができません。ひたすらゆっくり、ゆっくり、機械に決められた速度で田んぼを起こしていきます。適度な揺れと心地よく通り抜ける風に居眠り運転注意報発令です。
田んぼに入ってくる水は、湖北でも大変珍しい生活排水が一切流れていない川の水です。
無事溜まりますように。
田植えは、いよいよ来週。
コシヒカリと、古代米を植える予定です。
果たして、お店で食べていただけるようになるのでしょうか。ドキドキ。
私たちの田植えを待つ苗たち。去年はこの状態で、鹿に食べられてしまったそう。
はやく植えてあげなくちゃ。
田んぼの隣、師匠のブルーベーリー畑では、たくさんの実をつける準備が始まっていました。
きっと、夏もあっという間にやってきちゃうんだろうな〜
(追記)
無事、田植えまで出来ましたよ〜〜 秋には、お米がとれるかな??